2度目の懺悔と東欧紀行1
*2018年10月末に本記事を書き記したがゆえ大きな時間差が生じてしまったことには、出来るだけ目を瞑りつつお読みください。
最後に記事を投稿してから一体全体どれ程の時が過ぎたのでしょうか。葉が地に落ちるほどの間隙、いやアイスクリームが溶けるくらいの数刻でしょうか、それとも、雨だれが石を穿つほどでありましょうか。それはそうと、筆者がこの月日の中で何処へも行かずに勉学にただただ勤しむ模範的な人類としての活動を享受していた訳ではないのは当然のこと皆さんもお分かりのはず。ええ、実のところハンブルクへの定期的なお散歩、ブレーメンでの、半ば日課と化した散歩は継続しつつも、オランダのアムステルダムとユトレヒト、狩猟祭なるイベントが催された、エルンスト=アウグスト王のお膝元ハノーファー、ラプンツェルの舞台ともなった、ドイツ・メルヘン街道が一角トレンデルブルク、観光地代表格ミュンヘン、モーツァルトの街ザルツブルク、西欧バルセロナ、南国マルタ、そして夏の終わりにはウィーン(オーストリア)、ハンガリー、スロヴァキア、クロアチア、つまるところ東欧諸国へと赴きました。そしてつい先日からドイツ各地で開催されるクリスマスマーケット巡りもそこそこにしています。まあそもそも、ブレーメンがメルヘン街道の都市であるので、常に観光地にいることから見るにも書くにも事欠くことなどはないはずなのですが、なかなかどうして筆、もといキーボードと折り合いがつかずこのような体たらく、、、。
それはそうとこれらの渡航録をば、これまで通り、というよりかはかつてのように自由気ままに自己満足に、愛のままにわがままに、まとめていけたらとの意志と願望をここに記しておきますゆえ、お付き合いくださる余暇と寛大さを併せ持つ方々は何卒よろしくお願いします。これが誰かのドイツを始めとしたヨーロッパ諸国への興味の一端を担えたらなお嬉しいのですが、そんなことは正直どっちだって良いのです。だってそんなこと、筆者には荷が重いと言うものでしょう?
まずは比較的直近と言えなくもない、東欧への旅行について、記憶の褪せないうちに、感動冷めやらぬうちに認めるが吉と思います故。
あとは南ドイツ3都市のクリスマスマーケットについても次回認めます故お付き合いくださいますようお願いします。
しかしてこのタイトル、「東欧紀行1」と、いかにも続編を匂わせるようであるけれども、そこのところどうなのでしょうか筆者、お答えいただきたい。まあ、さしずめそれは筆、もとい指と気持ちの赴くままに、気分が乗れば続きを書き、乗らねばそれはそれということでありましょうな。
して、ようやく本題。
2018年9月24日から10月1日にかけての約1週間、筆者は1人の三重人(以後フライタークと呼称)に伴われてウィーン(オーストリア)、ブラチスラヴァ(スロヴァキア)、ブダペスト(ハンガリー)、ザグレブ(クロアチア)を駆け足まじり鼻歌交じりで巡りました。
その過程で撮った写真と、わずかばかりの感想をば記そうかと思います。
まずはウィーン。まだ記事にもしてはおりませんが、以前ザルツブルクには訪れたことがあるので、筆者としては2回目のオーストリア、初のウィーンということになります。ウィーンと言えば皆さんは何を連想するでしょう。機械音、などではなく、ニュージーランドの羊がごとく犇めく美しいカフェ、音楽の都、ザッハトルテ、テレジアイエローの可愛らしい宮殿なんかを思い浮かべるのではないでしょうか。羊が如く犇めく、というのはいかにもナンセンスですよね。牛か羊かどちらかにしてほしいものです。メェ。
それはそうと、言ってしまえばオーストリアに限った話ではないのですが、東欧は、落ち葉集めさながらあらゆる「美」をひたすらにかき集めた場所、と称しても過言ではない、それほどまでにこの地域は魅力的で、人を惹きつける力を持っています。
なんといっても東欧には“世界一美しい“ と称される建築物が数多くあります。“世界一美しいマクドナルド“、“世界一美しい図書館“、“世界一美しい国会議事堂“などなど。それらの世界一と称せられる所以たるや、写真からでも読み取れましょう。
はい。ウィーン。
まさにSchatztruheと呼ぶに相応しい物
時折ドイツでも見かける信号機
アンペルマンに限らず、ドイツ語圏のマンホールや信号は、いつだって我々を魅了して止みません。
シュテファン大聖堂
"Café Sacher"
正真正銘のザッハトルテ
日本人が非常に多い。日本人の少ない環境に半年以上身を置いている身とすると、あまりに日本人が多く若干怖い。ただケーキに関しては、今まで口にしたケーキ全てを凌駕する上品な味であったとだけ記しておきます。筆者の乏しい語彙力ゆえ。
上品なケーキの後に載せるはいささか憚られよう写真を躊躇いもなくあげてしまいます。おそらくは世界一醜いアイス屋のマスコット。
見るに忍びないほど醜悪な見た目に、ヨーロッパで肥大したその巨体から溢れんばかりに満ち満ちたアイス欲も底から削がれようというもの。
醜悪という概念を固めて蛇蝎へ流し込んでもここまで凄惨たる物質は生まれないでしょう。
世界一美しい図書館"Prunksaal"
入場料は8€と少しばかり張るものの、その価値は十分にあると言えるでしょう。まあ、シェーンブルン代はケチりましたけどね(非観光客の鑑)
枠から飛び出しているせいか妙に立体的に見える天井画
世界一だなどと大々的に売り出せる根拠は語るまでもなく感じ取れることでしょう。
そして街並みをちらほらと。
大学の飲みサーに入った新入生が如く催している像。筆者は割とそういった類を嫌悪しているのですけれど。。。
そして次なるは、スロヴァキアが首都ブラチスラバ。スラティスラヴァなのかブラチスラバなのか、果てはブラチスラヴァまで、呼称に困らないことのない都市。
首都、と称すにはいささか小ささが過ぎようと思わないでもないのですが、これはこれで小さな国の特徴なのでありましょう。
ただ、ウィーンからの日帰り観光でもありました故、みっちり観光したとは言っても旧市街とブラチスラヴァ城くらいのものです。そしてこの国、物価はかなり安いように感じました。
とりあえずはこんなところで今回は締め括り。